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漢方たなうぇぶ>GOブログ>がんの広がりを防ぐ鍵は 正常細胞にあり!

がんの広がりを防ぐ鍵は 正常細胞にあり!

「がん治療」では体力のマネージメントがとても重要です。
これを疎かにすると適切な治療が進まず、浸潤や転移、多発など、困難な状況に陥りやすくなります。
がん細胞は正常細胞とのせめぎ合いの中で、進行と停滞が左右される側面があります。
一時的とはいえ治療負担で体力が著しく低下すると、見計らったようにがんの勢力が拡大することがあります。
がん細胞は無酸素状態でも成長できますが正常細胞は十分な酸素を必要とします。
そのため元気で循環が良くながなければ、がん細胞の勢力拡大に好環境を与える事になります。
がん細胞が増殖する絶好の条件の一例は、肉体と精神がきつい時、麻酔中などです。
元気な正常細胞の機能の一つに「接触阻止」があります。
目と鼻が隣どうしにありながら全く別の器官でいられるのはこの働きのためです。
しかし、がん細胞には「接触阻止」がありません。
だから見境なく増殖し広がります。
規則性に乏しくいびつなのです。
この「接触阻止」がしっかりと働く元気な肉体環境を維持する事が、がんの拡大を防ぐ鍵になり、治療にも好都合な状況を作り出せるのです。
漢方の「がん」治療では、特別な方法を行うわけではありません。
毒は出し、エネルギーが不足していれば補うのが漢方で、毒出しを瀉法(しゃほう)、エネルギーを補う方法を補法(ほほう)といいます。
がん治療のご相談の際には、漢方薬や薬膳の知恵を総動員して、必要に応じた瀉法・補法を行い元気な状態を作る事に専念します。
乳房は乳腺のような腺組織が広がっているだけに、広範囲にがん細胞が散在すると外科治療の負担も大きくなります。
「接触阻止」を最大限に働かせるために漢方を取り入れる事の恩恵は測り知れません。
乳がんに関しては、「非浸潤性乳がん」などの超早期で発見することが検査技術の進歩により可能となってきました。
検査を定期的に受けている女性は、市町村や企業の助成の甲斐もあり増えています。
がんの発見率が高まっているため、その分がん患者数や宣告を受けて不安を感じている女性が増えているのが現実です。
がんという病気は長年の肉体的・精神的な負担によって細胞の正常な発育成長ができなかったために生じた病気です。
だからそれが見つかった時点で慎重かつ手厚い治療が必要な事は明らかです。
しかし、治療を医療の側にゆだねてしまって、切除や化学療法、薬物療法だけをしていれば良いと、つい委ねてしまいがちですが、本当に大切なのはがん細胞をたたくことばかりに気をとられず、正常細胞の成長発育に必要な体力を確保することなのです。
過度に心配しないでほしい反面、甘くもみてほしくない事なのです。
治療にもベストを尽くして、治療による負担を減らす事や、治療の効果を高める事を、自ら積極的に行う事が必要な病気ががんなのです!
これは、乳がんだけに限ったことではなく、身体のいたるところにできる「がん」に対して共通して必要な事です。