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お天気と赤ちゃんの体調

雨降りやどんよりとした曇り空、これからお天気が悪くなる前、という陽気を漢方では総称して「陰天(いんてん)」といいます。
陰天時にはお体には様々な症状がでてまいります。
まずお体がなんとなく重だるくなります。
私自身も昨日なんてかなりだるかったです。
お腹の調子を崩すこともあります。
キモチが悪くなったり吐いてしまったり、下痢や軟便になりやすくなります。
人によってはお腹が痛くなる人もいます。
むくみがひどくなるひともいます。むくむと朝起きて手足がこわばったように感じて手をにぎると不快に感じます。まぶたが腫れぼったくなるむくみの方もあります。
めまいや立ちくらみしやすくなります。なんとなくフラフラしたり、視点が定まらなくなったりします。ひどい方はぐるぐると目が回ってしまう方もいます。
なんとなく風邪っぽくなり、ちょっとした寒気や、少しだけ熱っぽくなったりすることもあります。
これは大人にでも当たり前に発症することですので、赤ちゃんにだけおこるものではありません。
ですが赤ちゃんは言葉にして自分の体調不良を訴えることができません。
漢方では湿気や、風がつよく吹くいたりする、気圧が変化するなどの、自然界の現象が体に様々な影響を及ぼしているという考え方をとても重要視いたします。
影響する自然界の現象を「六気」といい、風・寒・暑・湿・燥・火(熱)などにあたります。
これらが体に悪さをすると、六陰の邪(りくいんのじゃ)となり、それぞれ風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火(熱)邪といいます。
これらは時に複合して(実際はほとんどは複合しているかもしれません)体に負担をかけます。
風寒邪・風湿邪・風熱邪・寒湿邪・湿熱邪・・・etc、となるのです。
台風は自然界の現象の中でも強く大きく動き変化するものですので、体にはかなりの影響があるはずです。実際に、ここ数日で大きく体調が変わったという方々からのご相談が相次いでいます。
大人であれば、「六陰の邪」を去る漢方薬を使えば早く体調が良くなります。
しかし、症状を訴えない赤ちゃんにはなかなか漢方薬を選ぶことができません。
赤ちゃんの場合は、自分の体に現れる様々な症状を訴えることもできなければ、自分で何とかする事などもできませんので、自分の体の不調を何らかの形で表現しています。
お天気が悪い時に、泣いたり不機嫌になったりするのは、まさに自分の体調を表現をしているのです。
犬や猫に例えるのはどうかと思いますが、犬や猫が体調を崩すと何も食べず、時には草を食べてゲーゲー吐いて内臓を空っぽにして、ひたすら良くなるまで寝ています。
人は具合が悪くなったり、胃腸の調子を崩しているのにもかかわらず、栄養をつければ治る!みたいな事を、無意識で考えてしまいます。特に日本人はその傾向がつよいですね。
動物は本能でやっていますが、こういう事こそ人も真似るべきかと考えています。