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いい意味でのお節介(痛みやしびれでお悩みの方へ)

関節や神経の「痛み」や「しびれ」のご相談は年々増えているように思います。
これも高齢化の影響なのでしょう。
辛い痛みを早く楽にして欲しい、とのご希望はひしひしと伝わってきます。
しかし単に痛みを止めるだけの処置であるのなら、一般的な「鎮痛剤」の方が痛みを一時的に抑える力は強いかもしれません。適応にはなっていないのでなかなか使うことはできませんが、がんの痛み止めとして用いられている「麻薬性鎮痛薬」の力が最も鎮痛効果は高いでしょう。
漢方で痛みやしびれを楽にする薬を考える上で重要なのは、どんな時に(どういう状況で)痛みが悪化するか、どんな時に痛みが楽になるか、患部は腫れているか、患部に熱感はあるか、患部は赤くなっているか、などの自覚症状です。
冷えると痛む、
お天気が悪くなると痛む、
温まると痛む、
など痛みは人それぞれです。
痛みやしびれが今辛いという方には、漢方薬も痛みを楽にするのに良い手段だと思いますので、ぜひ挑戦されてみてはいかがでしょうか。
しかし、一時的に痛みを抑えて、数分、もしくは数時間経ったら、再び痛くなってしまうのであれば、それは治ったとは到底いえません。
そもそも老化による関節痛に根本治療ができるのか、という問題もあります。
そこで、単に痛みを止めるという事ばかりをご希望されるのではなく、痛みにくい関節を作るという方法を重要視していただきたいと思います。
つまりこれは予防です。ご高齢であればあるほど関節痛やしびれは治りにくくなります。症状を繰り返しているうちにどんどんと悪化してしまう事が多いのです。
せめて現状維持!できるなら時間をじっくりとかけてでも関節や神経の回復をする事が大切なのではないでしょうか。
無理をすればまたひどくなります。(スポーツ選手などは特に!お仕事でお体に負担が多い方も)
年をとれば治りが悪くなります。
痛みを一時的に抑えることは、根本的な解決にはなっていません。
人の体はそんなにインスタントには回復できません。
時間や安静、食養生やお薬による助けも必要なのです。
「治った」とおっしゃっているのは、一時的に治まっているにすぎません。
完全に治ったとはいえなくても、かなりいい線にまでいくことができれば、それが一番いいと思います。
良い状態も保つためにできる事は色々あるんですよ!