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治療する側 される側

昨日せっかくご来店くださった方は
本当にすいませんでした。
でも、
とってもいい経験ができました。
行って来ました他分野交流演習の特別講演!
講師の田口ランディーさん
ありがとうございました。
これからどうしていきたいのか
というものが少しだけかもしれないけど
考えられるようになってきた
という
まだ漠然とした状態だけど、
今の
私は31歳で、
経験値はまだまだ浅く
発展途上である事は間違いないと
思うので、
昨日のような
他分野の方々との交流という場に
行き感じる事が
今の自分には必要なんだと
痛感して帰ってきた。
実はその後
忘年会が関内であったので、
本郷から高速をぶっ飛ばし(?)
関内へ行ったんです・・・。
ハードだった。
学生時代にデキが悪かった私としては、
あの東大という雰囲気は
ちょっと息苦しかったな・・・。
でも安田講堂の手前左右両側にあるでっかい木は
なんか印象的(イイ意味ではないかもしれないけど)だったし
銀杏の紅葉もすばらしかったな。
三四郎池の周りも一周してきた。
学生諸君!池やその周辺にゴミを捨てちゃアカンやろ〜。
あと、
結構東大といえども喫煙者が多かったな。
私にとってはまさに他分野、
東大の先生陣を始め、
医学部、文学部(哲学科、宗教科・・・etc)、の学生さんやら、
他の大学の学生さんやら、
医療従事者やら、
え〜っと、それから
講師のランディーさんやら、
もう自分としては
今までに会ったこともないような方々の
活発なご意見に
ただただうなずくばかりだった。
まさに、
ああいう場のデビューだったので
ある意味カルチャーショックな場だった。
ランディーさんの発表の後に、
質疑応答があったのだが、
質問の内容や意見がとにかく難しい、
というか難しく考えるように
東大クラスはできているのかもしれない。
こだわる視点が全くちがう。
講演で講師として話しているバックボーンを
私達は全て把握する事はできない。
一度の講義それだけで、
全ての考えを構築する術を私は持っていないので、
積極的な議論をあの場ではできなかった。
ランディーさんの小説も片っ端から読んでみたけど、
それだけでランディーさんの考えを決めつける事は
私にはできないしね。
(私なりに考える事はできますが。)
私もけっこう緊張していたし、
ちょっと風邪気味だったしな〜。
そんな事が言いたいのではないので
特別講演の雰囲気はこれぐらいにします。
私は漢方薬局の2代目として
実家の薬局に帰って6年が経った。
こんな事を言うのもなんだけど
帰ってきて実家の店に入った頃は
いろいろな諸事情で食うのにも結構大変だったから、
こんなに考える余裕は一切なかった。
でも今は考える余裕が少しでてきた。
でもまだがむしゃらな時期なのだと思う。
薬業界で目標を探してきたが現時点でこうなりたいという
明確な目標に出会ったことがない。
やりたい事が探せない、見つからない、考えられない、
という時期を過ごしただ漫然と日々の業務をこなしてきた。
でも、
こうしたいな、
こうなりたいな、
というヒントを沢山教えていただけた、
そんな気がする。
薬局に入った時に
ある勉強会で
「どんな薬局にしたいか?」という質問をされた時に、
苦し紛れながらも、
何となくでてきた言葉が
「フレンドリーな薬局にしたいです。
どうよ〜みたいな感じで気軽にうちの店に
いろんな人達が入ってきて
お茶でも飲みながらいろんな話をする。
そんな空間にしたい。
病人じゃなくてもオッケー、
っていうか誰でも気楽によってこれるような、
そんな感じです。」
みたいな事を言った。
「商売っ気なし!」
ふと、そんな事を思い出した。
よってきな〜みたいなノリが
欲しいなって思っていたのだろう。
「よる」という言葉にはまっているとおっしゃっていた
ランディーさんの体験や考えが
私の記憶を呼び覚ましてくれた。
お医者さんの下請け会社のような
保険医療にも疑問を感じていたし、
かといって、
理屈をこねて無理くりに薬を売りつけるような
インチキ相談奴局みたいな姿勢にも疑問を感じていた。
いいなぁって思えなくて続けているのは
正直しんどかった。
親とかもいるし、
そんなことも言えないし、
でも悶々として日々を過ごしていたら
めちゃくちゃ白髪は増えたし、
相当悩んでいた時は
甲状腺機能なんかも亢進していた。
(友人の医師に触診してもらったら病院に行くべきだと勧められたしね)
でも、
自然にまかせて今に至っている。
自然のお薬と自分自身の治癒力で結局良くなってきた。
白髪は相変わらずだけど、
甲状腺機能の亢進を感じる事は無くなった。
若干生え際は後退したように思うが・・・。
もっと「ゆるく」
という考え方も新鮮だったし、
共感も大いにあった。
新薬や検査医療や保険医療と、
なんともゆるいというかアバウトというか自然医療との
差でもあるように感じた。
ただ自費診療は
コストというシビアな問題も含んでいる。
ある種の漢方薬だって
薬味の配合や量にとってもシビアだ。
東大の医学部の学生と
水俣病訴訟問題に携わってきた方の
対比も印象的だった。
医者の傲慢さを感じつつ
(学生のうちに傲慢であると先がやや思いやられるが)
死が身近でありながら、
じつは最も死から遠ざかっているのは、
医療現場の人間や葬儀に携わる仕事をしている人であるという
意見には恐れ入った。
そうかもしれない。
でも日本の患者心理の中に根付いている
「医者」に「様」をつける
精神構造には、現在の医療「制度」が大きく関係している事も
よく理解できた一面であったように思う。
横浜市青葉区にある医王堂薬局の
飯田先生が
よく「バース青葉」といったか、
そんな名前の助産院の話をしている。
そこがとってもいいんだそうだ。
ちなみに私は、
逆に排卵誘発剤で病院の都合で
順番に産み落とすような
そんな産婦人科の医院で生まれている。
その過去は変えられない。
なんか「くっそ〜」って感じだ。
私は職業柄色々な病気を相談される。
それを仕事としている。
実際に体験したことがない病気もたくさん相談され、
机上の理論や先人達の口訣(くけつ:言い伝え)と、
今まで沢山ご来店された病人の方々と接した中で
培われてきた経験の中でしかご相談に対する
意見を述べる事はできない。
これはあくまで意見であって答えではない。
考える事が大切なのだ。
少しでもいい事は無いかを考える事が大切なのだ。
そして、
その話し合いは、
どちらが治療者でも、治療をされる側でもない。
お互いが考え模索していく事かもしれない。
厚木の高野薬局の高野先生に、
「治せるなんて傲慢な考えは捨てろ!」と言われた事がある。
「治すのは自分の体力抵抗力(治癒力)だ」
「それをささえてあげるにはどうしたらよいのかを話し合い一緒に考えろ」
「お互いが平等なのだから、同じ目線で物を見ろ」
と色々なご意見を頂戴する。
ただ、平等だと考える目線は既に上からの目線かもしれない。
でも真っ新に向い合う事は結構難しい。
学生という殻の中では、
私以上にもっと発展途上なのだから、
傲慢な意見もいいかもしれないが、
もっと色々な世界を見て感じ考える事が
これから必要だし、
今の自分にとっても本当に必要な事だと感じた、
そんな一日だった。
気軽によってもらえるような場が欲しい。
そんな空間に薬局はなれるかな。
ちがう場が必要かな。
そんな場に私はいれるかな。
田口ランディーさんありがとうございました。