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覚悟と愛からうまれる「大丈夫」

20170605真由美先生

香葉村 真由美先生

まゆみ先生「ごう先生は私の話を聞くのは初めてですか?」

ごう「初めてです。真由美先生のお話をリアルで聴きたくてこの度おまねきしました。」

真由美先生は、私へ心をこめてお話させていただきますと、はじめてご挨拶を交わした際におっしゃってくださいました。

その時に感じたのは、まるで侍のような方だな、と。

今でも目をつむると、講演をしている姿がとても凛々しく、魂のこもったお話に心が震えます。

講演を終えたあと、しばらく床に正座されていた。

その姿も、まるで侍のようでした。

侍のようだ、と感じたのには理由がある。

それは真由美先生が「覚悟」をもって教鞭をとられているのが伝わってきたからです。

「覚悟」

他の言葉にするとしたら

「本気」

とでも言おうか。

講演は、真由美先生が苦悩し、悔み、気づき、ご自身をさらけ出し、試行錯誤から、現在子どもたちと接する際に大切にされている3つの事についてでした。

教え子とのエピソードの中から気づいていったストーリーは私の心にダイレクトに響き、あふれ出す涙を止める事ができませんでした。

このような体験をすると、リアルの世界でも様々な事がおこってくる。

真由美先生のご講演を聴いた翌日。

ご予約のパニック障害でお悩みのお客様が、2回目の漢方相談にご来店されました。

それは私にとって「本気」で聴くという事を、あらためて感じる時間でした。

真由美先生の言葉を借りるとするなら、「愛を持って人と接する」という事について、考えさせられる時間でした。

患者さんには、治る力がある!という事を、まず相談を受けている私が信じ切る事ができるのか。

そして、患者さんが訴えている事の中から、何に困り、何を求めているのか、を確認できているのか。

それを、私は伝えきることができたのか。

解決策を私がただ提示することが大切なのではない。

なぜなら相談に来る人のほとんどが今まで、

ご家族やお友達、

数多の医療機関で、

あなたのこれが原因だから、

あなたのここが悪いから、

あーしなければならないい、

こうすればよい、

と、ずっと言われ続けてきただろうから。

それをしなければ、頑張って変えなければ、と、ずっとずっと頑張ってきたのだろう。

患者さんは今日までつらかった事を話ながら、堰を切ったように涙かがあふれるのでした。

私が求めすぎて、家族に迷惑をかけている。

ずっとそうだったから、私が悪い。

そう、言っていた。

はたしてそうなのだろうか?

ずっと、ずっと、頑張ってきたんでしょ?

何がしてほしいのか?

何を尋ねてほしいのか?(質問して欲しいのか?)

どう答えて欲しいのか?

それを伝えられたのか?

私は、あらためてその患者さんに質問をしてみました。

患者さんは、話はしたと言っていました。

自分の想いを、言葉にのせて完璧に相手に伝えることは、

家族でも夫婦でもそう簡単にできる事ではない。

いくら口角に泡を飛ばして、一生懸命に言葉を伝えようとしても、実は伝わっていない事の方が多いだろう。

言った方は、伝えたつもりになっている。

聴いた方は、話してくれた膨大な情報量の中から、要点をつかめずに困惑している。

コミュニケーションとは、通じているようで通じていないものなのだ。

あなたが求めている事が、お相手に伝わりますように。

それができて、はじめて「大丈夫」になるのだと思うから。

真由美先生の講演を聴いて私は、心から「大丈夫」と言える人になりたいと思いました。

心の漢方ワンポイント

月経のリズムは女性の心身に大きく影響しています。

月経前にイライラしやすいというケースは多いですが、現れる感情は様々です。

そんな時には、肋骨の下(横隔膜)のあたりが強張ったり、あたかも胃のあたりが悪くなっているような感覚があらわれることがあります。

横隔膜がキーの部位なので、背中側の痛みやコリとして感じる事もあります。

そもそも、月経前は子宮内膜の成長を促進するために、血液が子宮に集まりやすい状況にあります。

血液が子宮に集まっても、十分に余力のある女性は、月経前でも心身のバランスを崩す事は稀です。

ところが、全ての女性がそうとは限りません。

体力にはとても個人差のあるものなのです。

生理前に余裕がなくなる人の多くは、

1、ストレスを感じて血行が悪化している

2、血液が少なく余力がないため心身の余裕がない

ことで心身のコンディションが悪化します。

その事を昔の表現にすると「血の道」というのです。

漢方がお手伝いできることは、「血の道」の力を丈夫にする事。

それができると「大丈夫」の力が本当に丈夫になるのです!

実はそれが女性のキレイと元気の基本!

「大丈夫」と軽々しく言われれれば言われるほど違和感を感じていまう。

私たちは知っている。

それが本当の「大丈夫」なのかを。

映画「いのちのまつり」 真由美先生が出演されています

真由美先生が執筆された本が近々発売されます

タイトル「子供たちの光るこえ」

<センジュ出版>

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田辺 豪
田辺漢方 代表 / 薬剤師 / 公衆衛生学修士
漢方臨床家。陰陽五行論、運気論等の東洋的な視点を愛する薬剤師。MPH(公衆衛生学修士)
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