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無月経症を例に 漢方では治療の順序を大切にします

無月経症や極端な長期月経周期のご相談に対しては、治療の順番がとても大切です。
先日も無月経症のご相談がありましたが、治療開始より1か月で最初の月経がきてお喜びの声をいただきました。
おススメしたのは、「開豊瓊玉膏(かいほうけいぎょくこう)」、「六君子湯」、「バイオリンク」という組み合わせです。
この3種類の効能には、いづれにも「月経周期」に関する効能効果はございません。
しかし、確実に効果が現れました!
漢方薬やサプリメントを駆使しての治療の場合に、効能効果通りにおススメしない事がとても多いです。
それは原因に対して、最適なものをお勧めするという姿勢からきています。
この女性の場合の意図は
・「精血」をしっかりと増やす
・「胃腸」を強化する
・「成長能力が高く優れた生物」からの栄養補給と解毒を補助する
というものです。
体質強化の漢方薬と栄養療法の混合です。
私の得意な方法です。
服用された方のご感想は、ホルモン剤にて生理をおこさせた場合よりも、比べ物にならないぐらいに生理が楽であるという事です。
治療の順番が大切たるポイントがここにあるのです。
高プロラクチン血症を含むホルモン異常として、抑制系の薬を使ったり、女性ホルモン剤を補う治療などが一般的です。
漢方では「天癸(てんき)」という成長エネルギーが子宮や卵巣などのいわゆる血の道に充実しているのか、体のすみずみに行き渡っているのか、という事を大切に考えます。
それが血の道に満ち溢れていなければ、正常な月経がおとずれることはありません。
それを無理にホルモン剤を用いて、生理という現象だけを発動させますと、血の道に無理をかけます。
それだけではなく全身的にも体に無理をかけますので、体調が優れない状態に陥る人が多いです。
ホルモン剤で生理周期を作り上げていくにせよ、生命エネルギーを高めるという漢方的な治療と、栄養的な治療を基本にする事の方が、自然の摂理に合っていると感じます。
初潮年齢が10代後半や20代前半である、発育に時間のかかっている女性に対しては、「天癸」を充実させる治療法を主体とします。
初潮は比較的早くにきて、ある年齢までは周期的にきてたり、不定期ではあっても生理のあったタイプの方には、血の道を充実させるための漢方療法と栄養療法をご提案しています。
生理痛や全身的な負担も他の治療と比べて少なく、自然な月経周期がくるととてもご安心されます。
身体のエネルギーの状態が整った結果として、体調が良くなり、生理の周期も整う、という順番が大切なのです。
先に生理の周期を良くしようと、漢方薬も無理な瀉法(解毒法)を用いますとその後で体調を崩される事が多いです。
漢方薬やサプリメントのセレクトには、その特性を十分に理解し、かつ経験が必要なのです。
余談ですが男でよかったと思っています。
それは自分の月経、という主観が無い事です。
あると自分が判断の軸になりかねません。
大和市や綾瀬市、海老名市、座間市、藤沢市、町田市、厚木市、横浜市瀬谷区、旭区、泉区あたりからの不妊症や不育症のご相談件数がこのところ増えております。
中には男性不妊と思われるケースもございます。
急に治療をして良くなるケースもありますが、ほとんどはきちんと身体の準備をして欲しいと感じます。
特に子宝相談に関してはその場しのぎではなく、母体や精子をしっかりとする本質的な事が必要なのです。
ご相談をいただくどなたでも、ご自分のお過ごし方次第で良くする事ができます。
心をこめて全力で応援したいと思います!
文章がちょっと堅苦しくなりました。