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心身一如と寺澤ポイント

20170327胸脇苦満

昨日参加した「木心会」で

漢方臨床家の寺澤 捷年先生

講演を拝聴してきました。

 

友人の大野くんと寺澤先生との

ご縁があったからこそ実現できた事ということで、

このような機会に参加でき私は本当に恵まれているなぁ、と思っています。

 

寺澤 捷年先生は、現在も診療に携わり、

ご自身が提唱された「和漢診療学」の研究と発展に

日夜ご尽力されておられます。

その一端を垣間見るお話をお聞きすることができました。

 

昨日拝聴した内容のおさらいをしつつ

「胸脇苦満」の絵を書いてみました。

 

本日のご予約の患者さんに、

早速チェックをしてみましたところ、

この病態がいかに多いかを思い知らされました。

 

上記絵の右肋骨の下側の印をつけたところに自分の2~5指をグッと入れます。

そこに痛みや痞えを感じるのか、左右の差をみます。

 

胸脇苦満をどのエリアまで考えるのかを、

寺澤先生は明確にお教えくださいました。

 

本日ご予約のあった

①アトピー性皮膚炎

②頭痛

③腹満寒疝病

の各患者さんに胸脇苦満チェックを行いました。

 

するとどの患者さんも明らかに胸脇苦満があるようでした。

 

バレエと英会話の発表会があってアトピー性皮膚炎が悪化した小児、

対人関係や騒音問題など怒りが多く頭痛が悪化してしまうご婦人、

原因不明の下肢麻痺に陥り、急に歩行困難になって以来、腹痛と腹満が甚だしご婦人、

胸脇苦満が起こりそうな背景がある事もお話しながら把握ができました。

 

寺澤 捷年先生曰く、この方法が良いのは「立位での自己診断」ができる、

という事なので、まさに薬局での漢方相談にすぐに使う事ができました。

 

横隔膜と肝臓との関係など、

なぜそこに兆候が現れるのかを具体的に教えてくださり、

漢方を使う者たちが当然のように言っている「胸脇苦満」の

解剖学的な事を画像診断の写真などもふまえて

とても丁寧に教えてくださいました。

 

ただチェックすのではなく、

改善策をお伝えする事が必要です。

 

そこで!これもすぐ実践です。

 

20170327寺澤ポイント天宗穴

ご自宅でも自分でもできる事として、

寺澤ポイントの指圧(マッサージ)をお伝えしました。

 

神経系と経絡の事を、

これから勉強していきたいと思います。

さらに自分の課題が見えてきました。

 

皮膚病やほてりの患者さんには、

血熱のラジエターとしての手足の機能を高めるべく、

「血海穴」のお話もお伝えしました。

 

情動の度合いが体に及ぼす影響と「瘀血」の関係は

本日に漢方相談にご来店されたどのお客様にもみられます。

 

神経的なご相談も増えております。

 

これが寺澤 捷年先生がおっしゃる

縦糸が「東洋医学」であり

横糸が「西洋医学」なのですね。

 

寺澤ポイントのおさらいです。

20170327寺澤ポイント