これから段々と寒くなってくると、
しばらくは良かったのに最近になって再び痛くなってきた、
というご相談が増えてくる。
再発までに数年という人もいれば数ヶ月という人もあり個人差がある。
痛みやしびれと一概にいっても、
発症からの期間や、
関節と周辺諸器官の病変の軽重、
季節や気候の影響など、
状態は人それぞれだから対応策が変わってくる。
初めは冷えや疲れなどで悪化したのであれば、
温めたり休めることで回復するけれど、
慢性的に痛みがあり関節が変形してしまった場合などには、
関節の修復力を高め回復を助けてあげる関節の滋養薬や、
冷えや湿気・体重オーバー・筋力不足などの
悪化因子から関節を守ることが必要であり、
初期とは治療の方針が変わってくるはずなのです。
しかし、漫然と初期の治療を続け、
関節の状態が悪化していくのを見ないふり・・・。
痛みやしびれが再発しやすく治りにくいのには理由があるのです。
痛みのない時に予防に専念できる人はなかなかいません。
しかし当店にご来店されるお客様に予防の大切さを訴えつづけた結果、
最近では予防の意識を高くもって、
日頃から漢方薬をご継続くださる方が増えてきました。
よくなっている人は、
運動にも積極的に取り組んで、
食事にもとっても気をつけています。
単に痛みを止めるだけならば、
神経ブロックがあるけれど一時的(もしくは長期間)に
神経機能を停止(麻痺)させる療法だから、
施行により一生痛くならないというものではない。
痛みで苦しんでいる時に、
少しでも痛みを軽くしたいというのは分かりますが、
できる事なら何度も繰り返さないように
積極的な予防に取り組んで欲しいのです。
人は放っておいても勝手に老化していきます。
その老化に抗うことは完全にはできません。
しかし、お過ごし方次第では、
つらい痛みやシビレにさほど悩まされること無く
お過ごしいただくことはできると思います。
私がよくオススメする独活寄生湯(ルビ:どっかつきせいとう)は、
関節の潤い(血)と回復力(気)の不足を補いつつ、
冷えや湿気などの悪化因子から関節を守る、
という働きのある漢方処方なので、
慢性的な関節炎や神経痛の予防の基本処方に最適です。
慢性期は血行が悪化してくるので痛みが再発しやすいのです。
活血薬という漢方薬を併用されるとよいでしょう。
漢方だけではなく、関節軟骨の材料の補給など、できる事は沢山あります。
痛みがあると何をするのにも億劫になってしまい
楽しみな事が少なくなってしまいます。
もっと楽しんでイキイキとお過ごしいただきたいから、
エンジョイできるだけの体を保って欲しいと願う今日この頃です。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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寒くなると思い出す・・・痛みは繰り返すという事を
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