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漢方たなうぇぶ>GOブログ>子供に対するインフルエンザの予防接種

子供に対するインフルエンザの予防接種

果たして子供に対してインフルエンザの予防接種は必要なのだろうか。
私の私見では必要ないと考えています。
予防接種をそもそも軽視しすぎてはいないだろうか。
病原菌をわざわざ植えつけるという荒療治なので、予防接種の後に無理をさせてしまうと、体力が落ちたところには、ワクチンの弱毒さえも強敵となりうる。
つまり、予防接種の菌により風邪を引いてしまうのだ。
予防接種をしたその日はおとなしくしている人がほとんどですが、その翌日からは普段どおりに生活してしまう方が多いようです。
しかし、体の中ではまだまだ必至に病原菌と戦っています。
せめて3日は無理をさせてはいけないでしょう。
漢方では風邪は6〜7日で治ると考えるので、一見よさそうでも1週間は無理をしないことをおすすめしています。
その前にそもそも予防接種は必要なのでしょうか。
予防接種は、昨年のうちにどの型のウィルスが流行するかを予想して生産計画を立てる。
しかしその型がこの冬に流行るとは限らない。
現に新型のインフルエンザに対しては当然ワクチンもない。
予防接種より抵抗力を高めるべく自分自身でできる事は沢山あります。
漢方的には防御力である「衛気(えき)」を充実させることが必要だと考えます。
その力の源は肺にあると考えるので、私自身も肺を元気にする生薬を日頃から補給しています。
冬虫夏草が、SARSの流行の際に中国で頻用されたのは、肺を元気にし「衛気」を増す生薬の中でも、すばらしい働きがあると考えられているからです。
お種人参やオウギなどでもよいと思います。
実際は生薬単味ではなく、複合した処方などを使う場合がほとんどですので、自己判断せずお気軽にご相談いただきたいものです。
体質によって何が良いかはかわってくるので。
自分自身がもともと持っている防衛機能を高める努力を続けることのほうが、私は大切だと思っています。
予防接種や自分で行う予防をしていれば、後は何をしてもよいと過信してしまいがちですが、最後は体力がいかに充実しているかで、抵抗力はいかようにも変わってきます。
夜更かしをしないようにするとか、暴飲暴食をしないようにするとか、ストレスを溜め込まないように発散するとか、自分自身でご注意すべきことは沢山あると思います。
お受験を控えているお子さんには、インフルエンザの予防接種よりも、体力抵抗力を高めることをお奨めするほうが、より安全性が高いと思います。
小さいお子さんでも服用することができる自然薬は沢山あります。
いざインフルエンザが大流行してから、その場になって急に抵抗力を高めようとしても、時すでに遅しとなってしまいます。
今から、抵抗力を高めるべくできるだけの対策を練っておくことが必要ではないでしょうか。
まだ大丈夫、と思っていると、すぐにその日はきてしまいますよ。