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二人目のお子さんを希望される方へ

お二人目のお子さんを希望するもなかなか恵まれないという方からのご相談が年々増えていると感じます。
多くの方がお一人目のご出産後の消耗が回復されておりません。
出産の際には少なからず出血をします。
ひどい人は輸血をするぐらいです。
一つは「血」の消耗です。
骨盤を開いたり、胎児を産道へ送り出し出産する力は、生命力をすり減らして行うと漢方では考える。
妊娠中の内臓諸器官から産後のお体へ変わる為には出産後しばらくは安静にしていることが絶対条件なのですが、産後にご無理をされている方が実に多く、そこで回復がしきれていないまま現在に至るという方も多い。
分かってはいるが、とても安静にできる状況ではなかったと、後になって後悔をされる方も実に多いと感じます。
二つ目は生命力の本質が宿る「腎(じん)」の消耗です。
女性の年の変り目は7歳ごとであるという事はご存知でしょうか。
28歳をピークとして、それ以降は徐々に体の生理機能は低下しまいます。
出産年齢が高くなってきている事も「腎」の消耗と関連深く、またお二人目に恵まれにくい状況としても考えられます。
お一人目の出産後の血の道の汚れがキレイにできていない方も多いです。
私は無事出産された方であっても、出産後に子宮内を浄化する漢方薬の重要性についてお話します。
産後の肥立ちには必要不可欠なことと考えています。
次のお子さんの準備期間でもあり、様々な婦人病予防にも役立つと考えております。
妊娠中の胎児は羊水をのんだり、羊水の中に排泄をしたりします。
つまり、子宮内には汚れがたくさんあります。
胎盤には大量の化学物質が濃縮されるといいます。
出産後の子宮内の浄化が不完全であると、お二人目、三人目、がいざ欲しいとなった時に、なかなか恵まれないという原因になりかねません。
それから授乳育児を専念される場合はかなりの「血」を消耗します。
「授乳期間」を長くすることはお子さんの将来にはとてもよくても、母体の消耗はかなりのものです。
授乳中の体調管理にも、漢方薬の「補血薬」などが必要ですし、6ヶ月以上(中には1年以上)長く授乳された場合には、消耗に対する漢方薬をつかっておかないと、いざお二人目が欲しいというときに、着床しにくい状態となりかねません。
受精、妊娠、出産、育児という過程で消耗するお体の様々なエネルギーはかなりのものです。
現在妊娠中の方や出産間もない方、授乳中の方で、その後もお子さんをご希望されている方はできるだけお早めにお体を整えることを考え、できるだけお早めに実行に移されるべきかと存じます。
すでに前回のご出産より1年以上のお時間を経過されている方々の場合は、その間の消耗を取り戻すべく、漢方による養生を取り入れることをお奨めします。
いくら人工授精をしても、お体の側に妊娠可能な状況が整っていないと、成功する確立はきわめて低いことでしょう。
人工授精に取り組む方であっても、その成功する確率を高めるためのお体作りが必要なのです。
できたら自然に妊娠されるお体を作り上げていただきたいと思います。
急がは回れ!とても大切なことです。