リスクヘッジと恫喝商法の狭間
以前ぼくには、急に「ジンマシン(蕁麻疹)」が良く出る、という時期がありました。
経験者は語る。
「ジンマシン」の症状って、かなり激しいです。
僕の場合、なんとなく体のどこかがむずがゆくなるのが最初の症状で、
場所は腕だったり、顔だったり、耳の下だったり、首だったり、胴体だったり、股(鼠蹊部)だったり。
最初はポツんと小さいのだけど、ひとたび悪化し始めると、むくむくとジンマシンが大きくなり、赤くなり、熱をもって、腫れて、となりのジンマシンと融合拡大していくのです。
顔だけにとどまらず、さらには鼻粘膜が腫れると鼻づまりに、気管支(気道)が腫れると喘息に、時には胃腸の調子を崩し下痢や便秘になります。
これだけ書いてみると、われながら激しい症状だと思うのですが、今よりも10から15歳は若かったというのもあって、その当時のぼくはたいして深刻には考えていませんでした。
漢方相談の経験を重ね、さらに新たな取り組みや学びが積み重なり、僕自身も日々進化するなか、ジンマシンという症状の病気の成り立ちを漢方の視点で考えてみました。
外からの刺激であれ、体の中のバランスを崩したのであれ、全身にこれだけ大きな変化をきたす症状です。
熱を持って赤く腫れる。
次々と現れる。
部位が広がる。
あちこち痒くなる(痛くなる)。
以上の頃からも、かなり強い「熱」の「嵐(風)」が体内で起こっています。
さらに腫れるのであれば、
「熱」、「風」、「湿」の三要素がジンマシンを引き起こし悪化させる要素だといえます。
(これらの症状の「虚」、「実」はこの頁では論じません。)
たまたま皮膚に表れている症状ですが、
もしこれが経絡や血脈に発現したら、
それは「中風」、「中気」となります。
つまりは「卒中」です。
倒れてしまうかもしれません。
麻痺がおこるかもしれません。
気がつかなければ、そのまま・・・なんて事も想定できます。
お客様にどこまでお伝えすべきなのか、いつも苦悩しています。
リスクヘッジとしてお伝えするべきか、
恫喝商法ととられてしまうかもしれない。
いつも苦悩します。
ダメ元でも、僕が考えている事は全てお伝えした方がよいのかもしれません。
昨日、お客様が倒れたと連絡がありました。
麻痺を発症して入院されたのだとか。
その方の主訴はもともと「ジンマシン」。
もっと、お伝えできることがあったのに。
もっと、予防に力を入れて欲しいと思っていたのに。
僕は言い切れなかった。
言い切ったところで、選ぶのはお客様ご自身だ。
選択されたことを全力で応援するスタンスを心掛けている。
それでも、どのようにお伝えしたら分かっていただけるのか、もっとできる事はなかったのか。
悔やまれる。
このごろジンマシンのご相談件数が増えています。
お肌に表れているのは氷山の一角にすぎません。
臆病になって恐れすぎる必要なないけれど、
ご自身のお身体は大切にしてほしい。
過信をせず、より良いコンディションを保ちましょう!
ジンマシン治療、その後の予防法は、ご予約のうえご相談くださいませ。
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