抗がん治療を目の当たりにし回復された人たちが最もつらかったのは何かを尋ねると、誰もが「抗がん剤」の副作用だという。
東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦(こだまたつひこ)教授は、副作用のない抗がん剤を作りたいと考えられたのです。
抗がん剤の問題点はズバリ、がん細胞以外の正常な細胞に対しての害毒です。
がん細胞はもともと自分の細胞です。
がん細胞を死滅させる力を持つものは、正常な細胞をも死滅させる力を持つという事です。
そこで児玉先生は
1、がん細胞だけを識別するような役割をもつタンパク質を作る その名も「キューピット」
2、「キューピット」にくっつく抗がん剤を作る その名も「プシケ」
という2つの力を用いて がん細胞 だけを確実に殺傷するというように考えられたのです。
最新のタンパクの構造解析技術と、タンパク創生技術、それぞれのエキスパートが協力しあって行ってこそなせる業。
夢に向かって集まる人(仲間)。
つながり。
1+1=∞