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お客様の言葉に感動

坐骨神経痛と腰痛で長年お悩みの
70代後半の男性からのご相談。
すっかり腰は曲がっている。
杖をついてご来店された。
腰が痛く長時間歩くことができず
休み休みになってします。
自転車なら30分でも1時間でも乗れるのに・・・。
朝起きると足腰がこわばっていて、
ほぐれるまでが重だるく痛いそうです。
20〜30年前に腰に負担のかかるお仕事をしていたとか。
レントゲンを当時撮った際にすでに、
腰椎の変形はひどくぼろぼろであったそうで、
その写真に愕然とされたそう。
坐骨神経痛も併発。
夕食以降に必ずしびれる。
ココが痛い、
と腰を立って私のほうに向けて見せてくださる。
こんなに曲がってしまうものか・・・、と思い
つい腰に手を触れてしまった。
腰に巻いたサポーター無機質な間隔が伝わってくる。
おそらくサポーターを巻かないと、
腰を支える力もかなり弱っているものを思われた。
しかし今日の今日まで、
積極的な予防策はされていなかった・・・。
後悔は先にたたないのだから、
今となってそれを責めてもしょうがない。
漢方薬局に相談にご来店されるというのはかなり勇気のいることである。
われながら入りにくいお店作りをしているつもりは無いけれど、
敷居の高い雰囲気がとれないのであろう。
プロとしては失格かもしれません。
意を決してご相談にご来店いただいた。
その理由をお聞かせいただき涙がでそうになった。
こうおっしゃられたのです。
生きているからには人の役にたちたい。
中でも今まで世話になった奥様に何かしてあげたい。
そのためには自分の体がもっと元気でいなくてはいけない。
体がこれ以上弱ってしまい世話にもなりたくない。
だから、今日はご相談に上がったのです。
良くなっていただきたい。
しかし一般的に言って際限なくいくらでもお薬を使えるわけではない。
できる範囲のなかでベストなことを。
頭を悩ませた。
私はこう考えた。
朽ちていく骨を完全に再生することなど
自然の摂理から言ってできるわけがない。
挑戦する勇気も必要だけれど、
理屈ではなく、
「奥様の役に立ちたい。奥様のために何かをしてあげたい。」
というお気持ちはエゴかもしれないけれど、
生きがいをもってまい進できるだけの、
気力・体力を充実させることが先決なのではないだろうか。
痛みを完全に止めることはできるだろうか。
痛みがあっても気力で頑張れる!
そんなお体をつくってあげたい。
私はこう考えてしまったのだ。
痛みの治療も最低限はおこなっていく。
しかし、
老化した体を元通りにして差し上げることは
おそらくは不可能に近い。
これからの生きる時間を濃密に、
元気に
明るく、
体の苦しみも、
充実感が吹き飛ばしてくれる。
きれい事かもしれないけれど、
私がお手伝いできる事は、
私が気持ちをお伝えできる事は、
今日はこれが精一杯であった。
ご高齢の世代の方からのお言葉には重みがある。
私はお客様から今日も心の力をいただいてしまった。
ありがとうございます。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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