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舌痛症と「おなかんぽう」 その1「肝火上炎」

「舌診アトラス」

中医学を学ぶものは何らかの舌診の本を持っています。

私がお客様と一緒にみて楽しんでいるのが「舌診アトラス」です。

 

望診の一つ「舌診」

 

舌の色や形、質、苔の状態をみて、体調不良の性質がどのようなものなのかを考える物差しです。

寒なのか熱なのか。

陽虚なのか陰虚なのか。

湿潤なのか燥なのか。

自覚症状や顔色、目や眼のふちの色、髪の生え際、髪質、唇の色、鼻翼の色、耳、掌、など見える所から判断する望診の最終確認に舌の状態を観察します。

 

舌痛症

以前より、ご相談の多い「舌痛症」。

なぜ痛くなるのか。

 

舌の粘膜があれるから

ではなぜ粘膜があれるのか?

 

粘膜の再生修復機能が低下したから

ではなぜ粘膜の再生修復機能が低下したのだろう

栄養や酸素の供給が悪化したから

どうして栄養や酸素の供給が悪化するのだろう

 

粘膜へのルートである体表面への血流量が減ったから

なぜ血流がわるくなるのか?

 

交感神経の緊張がある一定のレベルを超えた

(交感神経が緊張する時間も長くなった)

ストレスが体に及ぼす影響でお腹の調子が変わるのも同じ原理であり、私はストレスとお腹の関係を「おなかんぽう」という形を規定して論じている。

 

このような状態が続くと併せて体におこること

粘膜表面が荒れると、異物の体内への侵入がおこりやすくなり、炎症がおこりやすくなります。

感染症リスクやアレルギー(アナフィラキシー)が起こりやすくなります。

 

経験的ですが、舌痛症を訴える人は、皮膚病も出やすい傾向があります。

 

ストレス状態が続くと体におこる「肝火上炎」とは?

ストレスは最初、「気滞」や「肝気鬱結」という状態になります。

本来、体中をスムーズにめぐっている「気」が停滞するのです。

短期間であれば、ふたたび流れを取り戻せますが、
ずっとストレス状態がつづくと、停滞している気の量が多くなり、
そこに更なるストレスがかかると、
溜まった気が爆発します!

まさに「頭に血が上る」という状態になります。

ひとたび着火すると強いエネルギーが熱へと変換され、その熱は体をかけ昇り、さまざまな部位を貫いていき、焼き尽くして行きます。

肝臓は、漢方の臓腑論ですと「下焦」に位置しますので、体の一番下の臓腑から燃え上がるエネルギーが生じたら、胃を焼き、心臓や肺をつら抜き、頭を貫いて、さまざまな臓器に影響をおよぼすのです。

 

「肝火上炎」という病態は、更年期障害やヒステリー、めまい、卒中など、自覚的にも他覚的にも激しい症状です。

このレベルと同程度の症状が「舌痛症」なのです。

 

治療は「清肝瀉火」。

 

次は臨床上発展する「火は陰を干上がらせる」について記してみようと思います。

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痛み
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