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漢方たなうぇぶ>GOブログ>安らかな死

安らかな死

漢方ってすごいな、って思うことは本当に色々ある。
例えば「安らかに死を迎えるという方法」にまでその考えは及ぶ。
私はゆっくりゆるやかに死を迎えたいと思う。
周りにいる家族にはさぞ心配をかけてしまう事になるかもしれないけど、「安らかな死」というものを現代の医療環境で迎えるのは本当に困難だと感じる。
漢方で考える「安らかな死」を迎えるための方法とは「七竅(九竅)」を絶つという方法なのだ。
「竅」とは体にある穴の事で、「耳」「目」「鼻」「口」「前陰(尿道)」「肛門」などの体にある穴を指す。
「口」を絶つという考えは、ものを飲食しなくなるという事だ。
そうすると「排便」や「排尿」は著しく減るだろうし、目も見えにくくなったり、耳も聞こえにくくなる。
こうして様々な感覚を自ずから絶っていくのだ。
命がつきる時にモリモリ食べだす動物などいるはずもない。
当たり前の事をいっているのだ。
でも現代の医療は「生かす事」に注力する。倫理的にも当然の事のようだが、命ある動物で、人間だけは万物の霊長だからとまるで自らを動物ではないかのように誤解してしまう、そんな風潮があるような気がしてならない。
命ある者いつか死すのは当然の事。
自然な死に無理矢理な救命をしすぎるのはどうなのだろうか。
食べられなくなったら点滴をする。そうすれば大小便が出る。
「七竅(九竅)」はいつまでたっても絶つことができない。いいのだろうか。そのような「苦しい死」を作ってしまって。祖母が昨年秋に亡くなった時の事をふと思う。かわいそうだったような、そんな心残りを感じてしまった。
実は「安らかな死」の話は今朝、父から聞いた。
今、こういういい話を父から聞ける自分は本当に幸せなのかもしれない。

category:
ごう先生の独り言
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